大麻所持で誰かが逮捕されたっていうのはニュースでたまに目にしますが、自分としては、大麻なんて海外のいたるところで合法で、健康面ではデメリットよりメリットが多いんじゃないかっていう物という認識なので、他人に危害を加えてる人間の方がよっぽど悪だという印象があります。というか合法で摂取できる酒のほうがとんでもなく危ない代物じゃないかってぐらいで。『たかが大麻』よく聞くワードです。そのとおりだとも思います。
おまけに海外のマリファナビジネスは急成長していて、利益が何百億円とか景気のいい話も聞こえてきます。この不景気な時代、元々大麻の文化があった物づくりの国、そして観光立国日本が、ジャパンメイドのハイグレードなマリファナを世界に売っていって儲けていかなきゃいけないんじゃないのか?!とも思っています。
ただ、過去に裁判傍聴を趣味でしていたことがあって、大麻所持で捕まった青年の裁判を傍聴し、印象深かった出来事があります。
バンドマンみたいな身なりの被告の青年は、裁判中特に悲壮感もない感じで、裁判長と淡々と受け答えしている感じでした。
そして裁判の途中で、その青年の母親が情状証人で証言台に立たれていました。その青年にどういった生活を送らせ、家族としてどういったサポートをしていくかを裁判長に証言している途中言葉に詰まり、涙されていました。はじめは興味本位で見ていたのですが、その光景に思わず目をそらしたことを覚えています。
大麻自体は人によってはたいしたことないもの。 一切たしなみませんが僕もそう思います。解禁へ向けての活動もいいと思います。医療目的でも求めている人はいっぱいいらっしゃるでしょう。使えるようになれば素晴らしいことだと思います。私は法律は遵守して生活していますが、法律がすべて正しいとも思いません。
ただ、現状日本の法律はそれらの所持を禁止しています。大麻という存在の是非とは別に、それらのせいで逮捕され、家族を悲しませたり、涙している人もいるというのを理解しておかなきゃいけないのではないかと思います。
『たかが大麻』ごときで家族を泣かせるなんて、あまりにも愚かなことじゃないですか。
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